こんにちは、かつのぶ@katsunobvです!
- 漫画は読書といえるの?
- 漫画と小説の違いは?
- 読書感想文で漫画のことを書いてもいい?
こういった人の悩みを解決できる記事になっています!
本記事の内容
- 漫画は読書カテゴリに入れても良い理由
- 漫画と小説の3つの違い
- 読書感想文で漫画を取り上げる方法〜親や先生を論破せよ〜
- 教養がアップするおすすめ漫画
漫画を読んでいると、親から「漫画読む暇あるなら読書しなさい」と言われたことありませんか?
そんな時、「いや、漫画も読書のうちでしょ!」と言い返したいけど、うまく言い返せないモヤモヤ感が残った記憶がありませんか。
そこで、漫画は読書カテゴリに分類されるのか、論理的な視点で調べてみました。
結論、「漫画は読書になる!」と考えましたので、その理由について解説します。
また、読書感想文で漫画を書きたい人向けに、親や先生を論破する方法を紹介します。
目次
漫画は読書カテゴリに入れても良い理由
漫画も小説も同じ娯楽であるにも関わらず、漫画が読書カテゴリにみなされないのは疑問ですよね。
正直明確な回答はありませんが、以下の2つの理由から個人的に漫画が読書と言っても良いと判断しています。
※反論受け付けます
理由1.「読書」とは「書物」を読むことだから
理由の1つ目として、まず広辞苑で「読書」と調べると「書物を読むこと」と記載されています。
また、「書物」とは、「文字や図画などを書き、または印刷して1冊に綴じたもの」と定義されています。
さらに、「図画」とは、「図と絵」と定義されています。
漫画の場合、「文字」と「図・絵」が合わさって、1冊に綴じられているため、書物と見なされるはずです。
そのため、漫画が読書というカテゴリに分類されると考えています。
理由2.漫画から語彙力や読解力を十分身につくから
漫画を読書と認めない理由として、小説などと比べて、語彙力や読解力が身につかないという人がいます。
東北大学が発表した研究論文では、「漫画は、文章と同じく高次な読みが必要である」と結論づけています。
さらに、漫画と文章を読む読解過程は似ており、一部共通の認知処理が関与すると報告しています。
つまり、漫画は、文章(小説等)を読むことと同じ効果を得られるということです。
また、最近では学習漫画も多く出版されていて、勉強嫌いな子供も漫画であれば集中して勉強できることが報告されています。
以上の2つの理由から、漫画が読書であると私は考えています。
漫画が小説よりも良い点
漫画が小説よりも良い点について、3つ紹介したいと思います。
親や先生に小言を言われたときの返しとして、利用してみてください。
- 良い点1.記憶に残りやすい
- 良い点2.コミュニケーションが深まる
- 良い点3.情報処理できる量が多い
良い点1.記憶に残りやすい
漫画の1番の強みが、読んだ内容が記憶に残りやすいことです。
その理由は、絵と文章が合わさっていることで、脳に情景をイメージしやすいからだと思います。
小説の場合、文章のみで自分の頭に情景をイメージする必要があり、読むのに慣れていないとイメージがすぐ作れず、記憶されにくいです。
また、教育テスト研究センターが2012年に、漫画とストーリー調テキスト、教科書風テキストの3つで、数学学習の前後の記憶定着について実験をしています。
その結果、1週間後の復習では、漫画で学習した場合の方が、記憶定着が良いことがわかっています。
良い点2.コミュニケーションが広がる
漫画だけではないですが、小説と比べると漫画を読んでいる方がコミュケーションが広がります。
学生の半数以上が漫画を読んでいるため、共通の趣味を持った友達を増やせます。
また、会社においても漫画でコミュニケーションを取ることで、仕事を円滑に進められたり、社員のやる気アップにつながったりする報告もあります。
良い点3.情報処理できる量が多い
「世界で一番受けたい授業」で脳科学者の茂木健一郎先生は、以下のように言っています。
「マンガばかり読んでいるとバカになる!」
というイメージもありますが、実はこれは大きな間違い。
実はマンガを読んでいるときは、まず右脳で絵を視覚として取り入れ、同時に左脳で吹き出しの文字を読み、ストーリーを理解しています。更にその情報を、右脳でイメージ化するという情報処理の仕方が行われていると考えられており、マンガを読むことで脳が活性化され、働きがよくなっているのです。
更に、ある調査によると、人間の脳が1分あたりに情報処理できる量は、文字を「読む」ことが1000文字に対して、マンガ等、絵で「見る」ことでは、2000文字相当の情報量を処理できるというデータもあります。
引用元:世界で一番受けたい授業
つまり、文字だけの小説を読むよりも、漫画を読む方が、本から得られる情報量が増える可能性が高いということです。
小説との比較ではありませんが、これを学習に応用すれば、学習効率も上がると考えられます。
読書感想文で漫画を取り上げる方法〜親や先生を論破せよ〜
ここまで読んで、漫画が読書であること・小説を読むよりも良い点があることを理解してもらったと思います。
それらを踏まえて、読書感想文で漫画を題材にしたい場合に親や先生を説得する方法を解説します。
※ただし絶対にうまくいくわけではないので、ダメだった場合は頑張って小説読んでください。
また、課題本が決まっている場合も頑張ってその本を読んでください。
先生:「なんで漫画で読書感想文を書いたの?」
読者:「広辞苑によると漫画も読書とみなされるからです。
また、読書感想文の目的の1つに『子供が本を親しむ機会を作り、読書の習慣化を図ること』だと思います。漫画読むことで、読書週間が身についています。
もう1つの目的に『読書の感動を文章に表現し、豊かな人間性や考える力を育む』とあります。
豊かな人間性とは、文部科学省のサイトでは『他人を思いやる心や感動する心』と書かれていて、漫画で感動する心が育んでいます。
さらに『考える力』についても、漫画から得た知識を元に、今後の私の生活がどのように変化するのかを考えているため、十分に育まれていると思います。」
先生「・・・はい。」
こんな感じでいかがでしょうか?
実際は、自分なりの言葉使いに置き換えてくださいね。
読書感想文を書くときの注意点としては、読書感想文の中身が「〜が面白かった」とか「〜が悲しかった」だけにしないようにしましょう。
説得力がガタ落ちしますので。
例えば、「漫画の主人公が考えていることに対して、自分はどう思うのか」とか「漫画で得た知識を使って、どのように今後の自分の生活に活かしていくのか」などを書くと、先生からも好印象を得られると思います。
教養がアップするおすすめ漫画3選
東大合格者は、読書習慣を身に付けるために、小さい頃から学習漫画をよく読んでいると言われています。
どんな本が良いのか迷っている人向けに、おすすめ漫画をまとめました。
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史
わかりにくく覚えにくい日本の歴史について、漫画でわかりやすく楽しく学ぶことができます。
漫画なので読み返しやすいものポイントですね。
他にも、世界の歴史や人物伝などもあるので、併せて買ってみてください。
ブルーピリオド
子供には何かに夢中になってほしいと思いませんか?
それも子供の意思で。
「ブルーピリオド」では「夢中になるとはどういうことか」ということを学べる漫画です。
YOASOBIの「群青」という曲のモデルにもなっています。
子供から大人まで楽しめるストーリーで、非常にお勧めです。
有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。
太宰治や芥川龍之介など、一度は聞いたことがある作家の本を漫画で短く、そしてわかりやすくまとめてある本です。
「世界一受けたい授業」で芸人の又吉さんが紹介し大反響となっています。
有名な本を「全部知ってる!」と言えるように、ぜひ読んでみてください。
まとめ
今後漫画が読書カテゴリに入るという人は増えると予想されます。
理由は単純で、世代交代して漫画好きの多い20代30代が増えるからですね。
読書習慣をつけるために、漫画から入るというのは大いにありだと思いますので、興味がある漫画をたくさん読んでください。
今回は以上です。