こんにちは、かつのぶ@katsunobvです。
2020年からITエンジニア不足について、経済産業省が以下のような発表をしました。
2030年までにITエンジニア人材が79万人不足する
経済産業省
そもそもITエンジニア人材とは何をさしたことなのでしょうか?
今回は、今後需要が拡大が予想されている「ITエンジニア」の種類について解説します。
本記事は、ITエンジニアの種類と仕事内容を知りたい人向けの内容となっています。
この記事を読むことで、自分が将来目指すべき「ITエンジニア像」を描け、将来のロードマップをイメージすることが出来るようになります。
ITエンジニア人材とは

経済産業省が定めているITエンジニア人材の定義は、以下のとおりです。
「情報サービス業、インターネ ット付随サービス業(ITサービスやソフトウェア等を提供するIT企業)及び、ユーザ ー企業(ITを活用する一般企業)の情報システム部門等に属する人」
(参考:IT人材の需給に関する調査)
お硬い人たちの定義なので、非常にわかりにくいですよね。
分かりやすく以下にまとめてみました。
情報サービス業
情報サービス業は、大きく2つに分類されます。
- ソフトウェア業
- 情報処理・提供サービス業
ソフトウェア業
ソフトウェア業の主な業務内容は、以下の4つに大別されています。それぞれ、全く異なる仕事内容であり、求められるスキルも変わります。
- お客様からの依頼で、コンピュータプログラム制作(お客様が自分の会社で使用するソフト製作)を行う、「受託開発ソフトウェア業」
- 各業務用や家庭用電化製品などに組み込まれ、その製品の機能を制御するためのソフトウェア制作を行う、「組み込みソフトウェア業」
- 多くのお客様が使用することを想定して制作されるパッケージソフトウェア制作を行う、「パッケージソフトウェア業」
- 家庭用ゲームやスマホ用ゲーム等のゲームソフトウェア制作を行う、「ゲームソフトウェア業」
情報処理・提供サービス
情報処理・提供サービスの仕事内容は、言葉の通り「企業や個人が所有する情報」を処理したり、データベースで管理・加工・提供したり、市場調査・世論調査などです。
どちらを目指すべきか
経済産業省の”IT人材の最新動向と将来集計に関する調査結果(平成28年6月)”によると、「組み込みソフトウェア業」の市場が拡大し続けているようです。
また、今後情報セキュリティの強化が世界的にも必須となるため、「情報セキュリティ」の技術に特化した人材の需要がどんどん高まることが予想されます。
以下のサイトから関連する企業一覧を確認できます。
インターネ ット付随サービス業
インターネット付随サービス業は、様々な業種に分類されます。主な業種は以下のとおりです。
- ウェブ上でコンテンツ配信
- ショップングサイトやオークションサイト運営
- クラウド事業(アプリやプロバイダー等)
この業界についての歴史は浅いですが、近年需要が拡大し続けている業種です。
特にクラウド事業について今後展開を考えている企業が15.4%※もいるほど注目を集めています。
(※:総務省・経済産業省「平成30年情報通信業基本調査」参考)
以下のサイトから関連する企業一覧を確認できます。
まとめ
いずれの業種においても、これから需要がどんどん高まっていくことは間違い有りません。
今一度自分のやりたいことを見つめ直して、どの業種が良いか検討してみてください。
今回は、以上です。